「答えを出したい質問を、分かりやすく具体的に、脳に投げかけること」で、脳は答えを探し続ける。とお話しました。本日のコラムは、その例をお話します。
仕組み作りのトレーニングをする時は、仕組みの目的をはっきりさせ、どんな仕組みが必要かを、従事者に考えてもらうことが大切です。 考えがまとまったら、行動を順番に書き出し、その後、想像力を最大限発揮し、最初からシミュレーションします。ラフな仕組みができたら、現場で、検証していきます。 …続き
モニタリング結果をもとに、対策を改善したら、必ず記録を残して下さい。対策改善記録の一ずつが、工場の食品安全管理の歴史になり、ノウハウになっていきます。
人は、意識しないことは、考えずに行動します。しかし、意識しておこなう行動については、人は考えて行動します。一度、意識の中に質問を投げかけた後は、無意識でも、脳は答えを求めて働きます。
コラム担当者が4日まで出張のため、コラム更新をお休みします。次回のコラム更新は、7月5日の予定です。
仕組み作りで想像することの例を、コロナワクチン接種センター設立を例に考えてみます。自分が「ワクチン接種を急ぐ必要がある若者」になったつもりで、想像します。
モニタリングは、回収後数日(4~5日)内を目標にまとめるようにしています。問題がある場合、すぐに対策を実施すれば、次回のモニタリングでその効果を確認できるかも知れないからです。
脳に無意識の内に働いてもらうためには、自分の脳を信じることと、答えを出したい質問を、分かりやすく具体的に脳に投げかけることが大切です。
仕組みつくりに必要なのは、想像力とシミュレーション力です。それと、最終責任は自分が負うという責任感、仕事に対する経験もあった方が良いです。
モニタリング結果は、害虫管理だけでなく、清掃や洗浄、清潔の状況を、客観的数値として表せます。モニタリング報告会は、できるだけ多くの人を集め、結果がでしだい、なるべく早く開きます。