誰もが情報発信できるようになった結果、信憑性の低い情報発信が増え、ネットの情報は玉石混淆となってしまいました。信憑性の低い情報が増えた理由を考えました。
工夫されないペストマネジメントの例の最後は、「環境改善が提案されない」です。ペストマネジメントの基本は環境改善です。現場を知り、害虫獣の生態を知る技術者だからこそ提案できる、より踏み込んだ環境改善を提案できるようにしたいものです。
情報を得た後/考えた後には、検証が必要になります。インターネットが表れて、誰もが情報を得やすく/発信しやすくなりました。そこで必要になってくるのが、検証能力です。
「人は考えないで行動する」ことを意識せずに、行動してしまうのが人間です。ということは、人より多く考える人は、それだけで成長していきます。考えることを大切にしたいです。
ペストマネジメントにおいては、トラップの管理も大切です。ライトトラップのランプを定期的に交換することはもちろん、製造ラインに変更があれば、トラップの位置変更が必要か検討することも大切です。
人に気持ちを伝えることは大切ですが、相手にどう伝わるかは、相手との関係(相手の気持ち)で変わります。相手の気持ちを考えなかったり、相手の気持ちを勘違いすることによって、伝えることは難しくなります。
11月25日の金曜ロードショーで放映された劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」で、「依頼者の気持ちを聴いて、或いは依頼者の環境から察して、依頼者の想いを相手に伝える」手紙の代筆が描かれました。相手に想いを伝えることの大切さ、難しさが心に残りました。
工夫されないペストマネジメントの例として、「毎回、報告書の指摘事項が同じ」というのがあります。「毎回、不可能な対策が、繰り返し記載されている」報告書です。改善不可能な対策を並べても意味がありません。守れないなら、なぜ守れないか考え、守るのが無理なら次善策を考えていくことが大切です。
絞り込んだ仕組みの例として、「金属探知機を使用しない、従事者教育・製造ライン管理で絞り込んだ硬質異物管理」を検討しました。
絞り込んだ仕組み作りが理解されなかった例として、ある食品関連工場の毛髪除去の仕組みを紹介します。粘着ローラーを使用した毛髪除去の仕組みを作り上げ、従事者指導も徹底され、実際従事者も良くルールを守っていました。それでも、外部監査の人から、エアシャワーがないことを指摘され、エアシャワーを入れざ…続き