第84話　HACCP/FSMS対応ペストマネジメントにおける工場チェック⑧　ドライ運用を考える。

具体的に、清掃がしやすくなる方法を提案する業者が良いとお話ししました。

できるだけ、実践して欲しい方法に、床を水で濡らさない「ドライ運用」があります。
ドライ運用とは、ウエットな状態で使用することを前提とした調理場においても、床を乾かした状態で使うことです。

床に水分や有機物を落とさないため、床での細菌の繁殖を防止できるだけでなく、
床から跳ねた水による食品の汚染も防止できます。
学校給食のホームページにたくさんの事例が出ています。

ウエットな環境に慣れてしまうと、ドライ運用が不可能に思ってしまうかもしれませんが、
ちょっとした工夫を面倒がらずにおこなうことによって、劇的に改善することができます。
一度におこなわず、少しずつドライ運用に変えてみてください。
はじめは、小さな変化でも、やがて部屋全体がドライ運用になります。
是非、検討してみてください。

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