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衛生管理コラム

第24話 本質の考え方③ ホテル管理を例として

マネジメントのヒント

世界中でトコジラミが問題となって久しいです。特に宿泊施設にとって、深刻な問題になっています。
トコジラミは、別名ナンキンムシといい、吸血する昆虫です。
トコジラミは旅行中に荷物経由で移動することもあり、上質な客ばかりを相手にする高級ホテルにおいても、トコジラミは持ち込まれることがあります。
施設への持込を防げないだけでなく、繁殖力に富み、部屋中に移動、数が増えると隣接する部屋にまで移動します。
薬剤への抵抗性をもったものもいるため、駆除が難しい昆虫です。

コロナ禍のせいで、東京オリンピックが無観客となったため、訪日外国人はごく少数でした。
経済的には大打撃でしたが、通常の開催であれば、多くの外国人が訪れ、日本でもトコジラミが大問題になるところだったので、その点だけは良かったです。
ちなみに、ロンドンオリンピックの後は、イギリス中で大発生しました。

トコジラミが問題になり始めた時、各殺虫剤メーカーは、トコジラミ用の殺虫剤の開発・認可取得に力を注ぎました。
トコジラミ用トラップの開発に力を入れた会社もありました。
業界では、駆除のための施工技術の研究・普及に一所懸命でした。
トコジラミを臭いで探すために、海外から専用犬を連れてきた会社までありました。

見つかった後の駆除方法も大切ですが、トコジラミ防除の本質は、「トコジラミをできるだけ早く発見し、生息数が少ないうちに駆除してしまう」ことです。
毎日ベッドメイキングをおこなうハウスキーパーに、トコジラミを見つけるポイントを伝え、毎日チェックすることによって、トコジラミをいち早く見つける仕組みを作ることです。

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