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第14話 偏向報道と職場の雰囲気

マネジメントのヒント

前話で、「偏向報道と職場の雰囲気とが、とても似たところがある」とお話ししました。
それは、リーダーが意識して従事者を見ないと、職場の雰囲気で従事者を決めてしまうかも知れないからです。

人の価値観はそれぞれ違います。
そのため、職場に溶け込みやすい人、溶け込みにくい人といます。
同じことをしても、協調的にできる人と、協調的にできない人がいます。

そして職場には、声の大きい人と、声の出せない人がいます。
これは、実際の声の大きさでなく、強気な人と内気な人という意味です。

つまり、リーダーが職場の雰囲気の中で従事者を見てしまうと、
従事者が同じことをしていても、協調的な人はルールを守っているように見えて、
協調的でない人はルールを守っていないように見えることがあるかも知れないのです。

同じように、リーダーが、声の大きい人の声(意見)に惑わされていると、
声の出せない人の評価が、実際のものと変わってしまう可能性もあります。

リーダーは「偏向」の怖さを知ってマネジメントをおこなうべきです。

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