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衛生管理コラム

第8話 卒業後35年目にして、初めて褒められたこと

マネジメントのヒント

大学の授業の話が出ましたので、35年目にして、大学の指導教官からはじめて褒められた話をします。
その先生とは、はじめて受け持った大学院生であったことや、研究費が乏しく二人で苦労したことなどから、研究室を離れて35年、ずっと年賀状のやり取りを続けていました。
退官になり時間ができたので、先日うちに遊びに来ました。

魚料理が好きなため、釣りたての魚でもてなしました。
久しぶりに会話に花が咲いたのですが、その中で「君のことだから、いい加減な仕事はしないだろう」と言われました。
卒論から修論、それに調査のバイトなど、さんざん一緒にいたのですが、一度も褒められた記憶がありません。

「おっ!認めてくれていたんだ」と思いましたが、同時に「少しは言葉にしてくれたら良かったのに」と思いました。
学生時代に褒められたことがないだけでなく、リクルートに来た先輩に「彼は大学院生の知識はないけど、打たれ強いぞ」と、訳の分からない推薦の仕方をされました(^^;)。

リーダーの道を進む皆様、どんな鈍感な人間も、褒められたら嬉しいものです。
「よし、やるぞ」という気になります。
気がついたら褒める。皆の前で褒めてあげる。
このことを大切にしてください。

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