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衛生管理コラム

第1話 人を考えなくする教育

マネジメントのヒント

「よりよい組織づくりのために」第52話以降、考えることの大切さ、考える上での検証の大切さについてお話ししてきました。
第1話では、人が考えなくなる原因について検討します。

人が考えなくなる原点は学校教育にあると思います。
私たちは学校で「分からない人は訊きなさい」といわれます。

本当は、分からなければ、考えるべきです。
なのに「分からなければ訊きなさい」といわれます。
これで、多くの人は深く考えなくなります。

小学校の時から深く考えない癖をつけられたら、理論的な積み上げができなくなります。
勉強が難しくなっても考えられないようになります。
学校の先生は、子供の将来に責任が持てるのでしょうか?
持てるわけがありません。
それなのに、「なぜか」を教えず、「答え」を教える楽な道を取ります。

社会に出れば、人間関係の様な、答えの出ない問題もあります。
そんな時は、考えぬくしかありません。
なのに、小学校の頃から、深く考えない教育がなされます。

大学時代、全然勉強しない人間が、「俺は勉強が嫌いだから学校の先生になる」といって、親が校長であるコネを利用して、高校の先生になったのが思い出されます。

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