第52話　劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」に思う①　伝えることの難しさ

（2022年）11月25日、金曜ロードショーで、劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が放映されました。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、京都アニメーションが手がけた作品です。
戦時中、感情を持たない武器として育てられた少女（ヴァイオレット・エヴァーガーデン）は、戦後「手紙の代筆業」に就きます。
感情を持たないヴァイオレット・エヴァーガーデンは、代筆を依頼される人々の気持ちにふれることによって、少しずつ成長していきます。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン、代筆の依頼者、依頼者の周りの人が奏でる物語の悲しさや美しさが涙を誘います。
是非見ていただきたい作品なのですが、私がお話したいのは「伝えることの大切さ」です。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの代筆は、単に相手が話したことを書き起こすのではありません。
依頼者の気持ちを聴いて、或いは依頼者の環境から察して、依頼者の想いを相手に伝えます。

自分では表現しきれない想いを、大切な人に伝えたい。
そんな想いから、ヴァイオレット・エヴァーガーデンに依頼が来ます。
依頼者の想いを代筆することによって、ヴァイオレット・エヴァーガーデン（の感情）も成長していきます。
その物語に多くの人が感動して、映画はヒットしました。

いつもコミュニケーションについて考える私には、映画の良さもあるのですが、相手に想いを伝えることの大切さ、難しさが心に残ります.

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