衛生管理コラム
第41話 できること、できないことを考え、自分をねぎらう
よりよい組織作りのために
コラム「よりよい組織作りのために」では、組織運営のヒントになりそうなことを、お話して来ました。
本日は、組織の中で頑張ると必ずおこる、周りとの摩擦、それによって思うようにならないことへの対処について、考えたいと思います。
コラム第4~6話で、「従事者はやる気がある」は思い込みとお話ししました。
他の従事者に、やる気を求めるのは無理というお話しでした。
特に、(このコラムに目を通してくださっているような)やる気のある人なら、なおさらあなたと同じレベルのやる気を周りに求めるのは無理です。
おそらく、あなたが、新しいことを始めようとすれば、周りは抵抗するでしょう。
組織の中で、頑張って何かをおこなおうとしても、周りとの関係の中で、できないことがあります。
そのことを知って、自分の仕事を評価することが大切です。
なぜなら、周りと摩擦をおこしたり、自分を攻めたりすることを避けるためです。
もちろん、最初から「うちの組織は駄目だから」と思うことは絶対駄目です。
意識に引っ張られ、組織への姿勢があきらめムードになってしまうからです。
「やれる」と思って始めることは、何かを成し遂げるための絶対条件です。
しかし、自分の力が及ばないこともあることを理解して、自分もねぎらうことも大切です。
「思うようにはならないけど、○○の状況の中、頑張っているよな」という感じです。
そして、「周りをどのように変えていこうか」と、長期的視野を持つことが大切です。
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