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衛生管理コラム

第33話 脳を、働くことに慣らす③

その他

「意識して仕事をすること」のトレーニングをした人、しなかった人

まだ新人の内から、予定表の客先を見て、自ら準備をしていた人は、仕事がすぐできるようになります。
準備を率先しておこなうことを続けると、無意識に、忘れ物に気づくほどまで、脳が働くようになります。
準備の段階で、仕事への工夫が生まれます。

自分で準備をするトレーニングをした人は、多くのスキルを身につけることができます。
仕事の理解度がとても高いです。
他の人に準備を任せるようになった時、準備の指導ができますし、チェックをおこなうときの勘所もあります。
新しい仕事に取り組む時も、シミュレーションできますし、新しい仕事でも準備ができます。
もちろん、忘れ物もしません。

自分で準備するトレーニングをしなかった人は、スキルが低い傾向にあります。
まず、忘れ物をよくします。
シミュレーションができないため、仕事が行き当たりばったりで、効率が悪いです。
仕事を工夫することも少ないです。
意識して仕事をしないため、仕事ができません。

「意識して仕事をすること」のトレーニングをするかしないかで、大きな差ができてしまいます。
若い人達には、是非、準備をするように伝えてあげてください。

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