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衛生管理コラム

第28話 HACCP/FSMS対応ペストマネージメントのモニタリング⑪ モニタリング結果のグラフ化・図面化②

ペストマネジメント

HACCP/FSMS対応ペストマネージメントにおいて、モニタリング結果をあらわすグラフや図面の工夫はとても大切です。
第28話では、第27話でご説明した、「現状を表す図」について説明します。

現状を表す図とは、「どのタイプの虫がどれくらい捕獲されているか」を表す図のことです。
製造工程を記載した図面に、捕獲状況を円グラフで表し、捕獲数によって大きさを変えます。

捕獲状況を円グラフで表すとは、第25話でお話した昆虫類の分類で分け、円グラフ化することです。
ライトトラップでの捕獲される飛来昆虫であれば、次の5通りに分類します。
○主に外部で発生して、光に誘引されたり風に流されたりして、侵入してくる昆虫類。
○主に外部で発生して、臭気などに誘引され、侵入してくる大型ハエ類。
○主に外部の植物に由来して発生して、光に誘引されたり風に流されたりして、侵入してくる昆虫類。
○工場内排水溝や外周などの、有機物的汚れから、局所的に発生する可能性のあるコバエ類。
○乾燥した貯穀物や粉、カビ等から発生する昆虫類。

この図によって、捕獲状況(問題の内容)、捕獲数の多さ(問題の深刻さ)、製造ラインとの位置関係が一目で分かるようになります。
一箇所(一つの円グラフ)に目を向けるのでなく、視野を広く取ることによって、問題の広さも把握できます。

現状を表すこのグラフが、問題に対応していく上で、もっとも大切になります。

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