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衛生管理コラム

第27話 HACCP/FSMS対応ペストマネージメントのモニタリング⑩ モニタリング結果のグラフ化・図面化

ペストマネジメント

HACCP/FSMS対応ペストマネージメントにおけるモニタリングの目的は、環境状況を把握することです。
モニタリング結果をあらわすグラフや図面を、できるだけ分かりやすいものします。

実際の結果がぼやけてしまうような、統計処理やグラフの書き方をしてはいけません。
管理状況が悪く、好ましくない捕獲状況が出てしまった時、それをごまかすようなことは、言語道断です。

結果は次の3つの図面で表します。
①現状:どのタイプの虫がどれくらい捕獲されているか。
図面に捕獲状況を円グラフで表し、捕獲数によって大きさを変えます。
捕獲状況(問題の内容)、捕獲数の多さ(問題の深刻さ)、場所が一目で分かりるようにします。

②昨年と比較して、どのように変化したか:昨年と比較して、捕獲状況はどのように変わったか。
今年と昨年同月の(①で作成した)円グラフを、比較して載せます。
場所ごとに、昨年と比較して、状況がどのように変わったか一目で分かります。

③年の初めからどのように推移しているか:毎月どのタイプの虫がどれくらい捕獲されているか。
年の初めからの捕獲状況を、棒グラフで表します。その棒グラフを図面上に載せ、場所も一目で分かるようにします。
1年間の状況変化を一目で確認できます。

お客様の予算によって、上記3つの情報を、全て提供できない時もあります。
グラフはエクセルからボタン一つで作成できますが、図面は別のソフトで作成するため、手間がかかります。
しかし、得られる情報量に大きな差があります。

できるだけ、図面として作成するのは、グラフだけより図面の方が、場所が分かり、圧倒的に現場が連想できるからです。
次回、図面として作成するメリットについて考察します。

結果をあらわした図面は、HACCP/FSMSを現場ベースでおこなう場合の強いツールになります。

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