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衛生管理コラム

第18話 力を発揮するために、捨てなければならない2つの思い込み①

よりよい組織作りのために

まず、「人の能力には限界がある」という思い込みについてお話します。

人の可能性ややる気は、意識に引っ張られます。
自分で気づいていない無意識という「意識」にさえも引っ張られます。

「できないだろうな」と思っておこなえば、できないですし、例え「できる」と思って始めても、心のどこかに「大丈夫かな」という不安があれば、できないことが多いです。
HACCPも、「難しい」と思って始めれば、難しいです。
「微生物管理を分かりやすくする手法だ」と、前向きに取り組むと、できるものです。
自分の限界は、自分の心が作ってしまうものです。

他人からの評価や、他人の目を気にして身についた自分への評価などに縛られてはいけません。
他人の目からの思い込みで分かりやすいのは、学校の成績です。
社会に出れば、自由な発想で、新しいことに取り組んだり、問題解決したりしないといけません。
なのに、暗記重視の学校の成績に縛られ、自分をできない人間と思ったりします。

対処方法は、悪い評価は「過去のことだ」と忘れることです。
「新しいことやるのに、過去に縛られても、どうしようもない」と思うことです。
考えてみてください。
他の人が気づかないことに気づき、新しいことにチャレンジしようとしているあなたは、優れているのです。

過去のことをきっぱりと忘れ、「人の能力には限界がある」という思い込みを捨て、「自分はやれる」/「できない試練は来ない」と思うことです。

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