TOP
衛生管理コラム コンサルタントの現場から 虫・異物混入防止
しくみ作りコラム
衛生管理コラム

第12話 思い込み③「言葉は通じる」その4  話の聴き方 「聴くに徹しよう」

よりよい組織作りのために

第11話では、日頃の人間関係をよくすること、相手を理解することの大切さをお話しました。
第12話では、話の聴き方について考えます。

これは、述べることは簡単ですが、実際にやるのは難しいです。
3つのステップで聴いてください。
ステップ1:聴くに徹して理解する。
まず、相手の話を無心で聴いてください。
自分の意見を浮かべたり、どのように答えようかと考えたりせず、ただ聴くに徹してください。
話を聴いて、話を理解することだけを意識してください。

ステップ2:相手の気持ちを察してみる。
相手の背景や価値観から、相手の気持ちを察して見てください。
自分だったらと、相手の気持ちになってみてください。

ステップ3:聴いていることを知らせて、相手を安心させる。
相手の目を見たり、相槌をうったり、話が複雑なら、「こういうことだよね」と途中で確認したりしてください。

人は、聞くより話すようにできているため、はじめは大変ですが、この3つのステップで、相手は心を開いてくれます。
中には、話して満足する人もいるかも知れません。

もし、すごく忙しい時に大切な話をされたら、
「あなたの大切な話を、いい加減な状態で聴きたくないので、今やっている仕事のきりがつく○○時まで待って欲しい」
と、丁寧に待ってもらうことをお勧めします。
この時、相手の話を大切に思っていることを、第一に伝えてください。
大切に思っているからこそ、落ち着いて話が聴けるようになるまで、待って欲しいと真剣に伝えてください。

人の話は、真剣に聴く、まず聴くことに徹する。
これだけで、コミュニケーションは改善され、あなたは信頼されます。

最新の衛生管理コラム 6件

マネジメントのヒント
第58話 戻れない時にとらわれず・・・ 前回まで、「人の一生は短い。後悔はせんように」 「今の仕事をやりつくそう」というお話をしました。 大学時代は、研究者として、大学に残るのが夢でした。 「目標」でなく「夢」という当たり…続き
マネジメントのヒント
第57話 行き詰まった時に思い出したい言葉③ 補える(おぎなえる)関係 TVアニメで「人は補ない(おぎない)あって生きていくもの」と言っていました。 主人公の駄目大学生が、理想の彼女と知り合い、好きになり、やがて結ばれていく内容で、 …続き
マネジメントのヒント
第56話 行き詰まった時に思い出したい言葉② 同じくNHK連続ドラマ小説の一場面。 植物学雑誌創刊に向けて、主人公の万太郎の部屋に友人が集まり、 論文を書こうとしても、筆が進まず、うだうだやっている学生をよそに、 万太郎は植物のスケ…続き
マネジメントのヒント
第55話 行き詰まった時に思い出したい言葉① 先日、NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」で、印象に残るシーンがありました。 それは、主人公の万太郎が、植物学を追究するか迷っていた時、 「ジョン万次郎」こと中濱万次郎が、自身の経験を…続き
ペストマネジメント
第103話 人は理解しないと動けない 前話で食品衛生7Sについてお話ししました。 食品安全ネットワークによって、はじめて分かりやすく解釈され、提唱さたた食品衛生7S それまでは、整理、整頓、清掃、清潔、躾(しつけ)と、ただ5つ…続き
ペストマネジメント
第102話 食品衛生7Sを考える② 食品衛生においては、清潔な環境が最終的な目的になります。 その清潔を、実現するための行程を表しものが、食品衛生7Sです。 整理で、製造現場から不必要なものを取り除きます。 整頓で、残…続き

こんなお困りごとはありませんか?