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衛生管理コラム

第63話 HACCPが改訂された?⑤ 異物混入防止の仕組みとは

ペストマネジメント

第62話で一般的衛生管理の「設備及び機械器具の保守点検及び衛生管理」として、異物混入防止の仕組みを作ってくださいとお話ししました。

異物混入防止の仕組みとは、どのように作るのか?
まず、硬質異物全般について考えてみます。

製造ライン(工程)を確認し、硬質異物が発生する可能性がある場所を見つけ、劣化状況を監視するようにします。

劣化・破損・混入の可能性がある箇所は、製品或いは製造工程によって、かなり多くなることもあります。
毎日、確認することが理想ですが、無理であれば頻度を決めて定期的にチェックします。

劣化が見られるときは、破損する前に早めに交換するようにします。
「どこまで劣化したら交換する」というように具体的に決めておくと良いです。
交換期間が決められているものは、劣化しなくても期間が来たら交換するようにします。
これらは、製造ライン(製造工程)にそって一覧表を作り、点検記録、交換記録を残すようにします。

硬質異物全般が終わったら、その他の異物全般について、同じことをおこないます。

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