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衛生管理コラム

第30話 仕組みつくりに必要な、想像力とシミュレーション力

よりよい組織作りのために

第30話では、仕組みつくりに必要なことを考えます。
最初に答えを言ってしまえば、仕組みつくりに必要なのは、想像力とシミュレーション力です。
知識がないと、想像もシミュレーションも弱いため、その仕事に対する経験もあった方が良いです。
それと、最終責任は自分が負うという責任感も必要です。

事故が起こった時、責任者が「想定外でした」とニュースで言うのを見かけます。
ときおり、あまりの想像力と責任感の無さに、「お前アホか~」と言いたくなることがあります。
「想定外」と平気でいう方々は、自分のこととして、想像力を働かせて、シミュレーションしなかったのだと思います。

想像力は、頭の中で、何かになりきる力と、一つのことから多くのことを、気づく力です。
シミュレーション力は、順番を追って、場面を想定していく力です。

第29話で取り上げた、ワクチン接種会場の場合なら、自分が「ワクチン接種を急ぐ必要がある若者」になって、どのような準備が必要か、順番に想像すれば良いです。
異物混入防止を考えるならば、自分が「原料から製品」になって、製造工程を流れてみて、周りにどのような危険があるのか、どのような対策を打てば良いかを、想像すれば良いです。

仕組み作りが難しいようであれば、ルール作りから始めたら良いです。
工場入場ルールなら、工場従事者になって、着替えて工場に入場することをシュミレーションしたら良いです。

仕組みやルールを作ったら、実際に何度か試して、抜けがないかを検証します。
この検証力については、別の所でお話します。

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