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衛生管理コラム

第1話 あなどれない虫対策①

ペストマネジメント

虫の混入は、危害要因として考えた場合、深刻な害は及ぼしにくいです。
微生物のように問題がロットで起こることもないですし、鉱物異物のように複数製品に混入する可能性も低いです。

製品回収というのは、ロット全体或いは複数ロットで、健康に深刻な害を起こす可能性がある時におこなうものです。
虫の混入での回収は、製造ラインの近くで、深刻な内部発生が起こって、混入するのが当たりまえの状態でない限り、おこなわなくてもよいと思ってしまいます。
回収にかかる費用があるならば、それを改善に活かしたいです。

しかし、虫の混入を起こしてしまうと、消費者にあたえる印象が悪く、回収になることも多いです。
とくにSNSの普及で情報が拡散されやすくなり、回収が求められる可能性は高くなりました。
食品工場の皆様にとって、虫の混入リスクは深刻です。

今回の食品衛生法改正で、食品等の「自主回収(リコール)情報」の行政への報告が義務化されました。
自主回収報告制度の対象は、食品衛生法に違反する、または食品衛生法違反のおそれがある食品等ですが、食品回収がクローズアップされ、結果、虫の異物混入による回収も増えるのではと心配してしまいました。

虫の混入を防止するためには、しっかりとした防虫計画と、その実施が不可欠です。

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