第100話　「従業員ができない」でなく

ある工場で、従業員によって清掃のできに差が出るということでした。
清掃に手を抜く従業員がいるので、どうしたらいいかと聞かれました。

私は、基準作りをお勧めしました。
従業員はどこまで清掃したら良いのか、分からないのかも知れません。
丁寧に清掃する従業員に清掃をしてもらい、
その手順をメモしてマニュアルにします。
どこまで清掃するか基準を作り、写真に撮り、マニュアルに添付します。
マニュアルをラミネートして、その場所に貼り付けて、皆で共有し、浸透させます。
実際に従業員がおこなっていることをマニュアル化すれば、
現場と食い違うこともありません。

「従業員ができない」と考える前に、
「どうしてできないのか」「どうしたらできるのか」を考えることが大切です。

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