世の中、デジタル化に向かっていますが、デジタルでは、今あるものを効率化できても、発想を豊かにして新しいものを作ったり、ものごとを解決したりはできない気がします。脳には「使い方」があります。一度デジタルから離れ、脳を解放してみてください。
食品工場の防虫対策は、侵入性昆虫類対策と内部(局所的)発生性昆虫類対策に分かれます。侵入性昆虫類対策の基本は前室です。今回は求められる前室のあり方について考察します。
人は気にしてもらっていると思うことで、力を発揮します。「鬼滅の刃」の物語から、「スタッフの名前を覚え、一人の人間としてきちんと見る」ことの大切さをお話しします。
工場チェックでは、仕組みが作られているか、正しく運用されているかを見ます。見ただけで判断することは難しいですが、多くの工場を見るうちに、仕組みが不十分ですと違和感を感じるようになりました。これからの数話でお話ししていきます。
人は「自分のことに興味を持ってくれている」と思うと、うれしくなりその人に好意を持ちます。自分に興味を持ってくれているリーダーの下では、ルールを守ろうとする気持ちも生まれます。リーダーの方は「従事者に興味を持つ」、常日頃から心がけてください。
硬質異物混入防止は、製造工程に沿って、劣化しそうな硬質異物(特に金属異物)をチェックし、チェックした硬質異物を、頻度を決め点検し、劣化が進んだら交換するようにします。
リーダーは「人は考えずに行動する生き物」であることを知らなければなりません。その一例として私が最近、自分の行動を振り返り、本当に考えていないと感じたことを例にお話しします。
異物が途中で発見される場合も、なぜ異物混入が起こったかを追跡して下さい。異物混入を検証すると、製造工程(製造ライン)を中心に、管理を考えることの大切さが分かります。
職場の雰囲気で従事者を決めず、偏見なく従事者自身の姿を見るために、リーダーが意識すべきことについて考察しました。
異物混入報告書は、「ペストマネジメント会社が工場に出す書類」として、報告書を見て工場の方に考察してもらうことを念頭に作成します。理路整然に、できるだけ学術的に書き、万が一裁判になっても、報告書に関しては反論されないように、しっかり証拠となるレベルまで書き上げます。