TOP
衛生管理コラム

第101話 食品衛生7Sを考える①

ペストマネジメント

「一般的衛生管理をきっちりおこなうように」という前に、
「一般的衛生管理をおこないやすい環境を整える」様にしないといけないとお話ししました。

一般的衛生管理でもっとも大切なことが、食品衛生7Sです。
しかし、勉強会で訪問した際、食品衛生7Sができていない工場が多いことに驚きます。
おどろくことに、ISO22000やFSC22000を取得していても、食品衛生7Sができていない工場があります。
それどころか、整理と整頓の違いが分からない工場もあります。

HACCPが義務化されても、FSMSを取得しても、食品衛生7Sが分からない工場がありました。
お金をもらって、認証だけ取らせるコンサルタントがいるのでしょうか?
食品衛生7Sができていないことを、見抜けない監査がいるのでしょうか?
一般的衛生管理プログラムの大切さが理解されず、認証の形だけ整っていく。
とても良くない状況で、考えさせられます。

最新の衛生管理コラム 6件

マネジメントのヒント
第55話 行き詰まった時に思い出したい言葉① 先日、NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」で、印象に残るシーンがありました。 それは、主人公の万太郎が、植物学を追究するか迷っていた時、 「ジョン万次郎」こと中濱万次郎が、自身の経験を…続き
ペストマネジメント
第103話 人は理解しないと動けない 前話で食品衛生7Sについてお話ししました。 食品安全ネットワークによって、はじめて分かりやすく解釈され、提唱さたた食品衛生7S それまでは、整理、整頓、清掃、清潔、躾(しつけ)と、ただ5つ…続き
ペストマネジメント
第102話 食品衛生7Sを考える② 食品衛生においては、清潔な環境が最終的な目的になります。 その清潔を、実現するための行程を表しものが、食品衛生7Sです。 整理で、製造現場から不必要なものを取り除きます。 整頓で、残…続き
マネジメントのヒント
第54話 「国史教科書」発行に思う 竹田恒泰氏が中学校の歴史教科書を6年かけて検定合格させました。 学校で繰り返される反日教育に絶えられず、 正しい日本の歴史を伝える教科書を作ったそうです。 「正しい日本の歴史」とは、…続き
マネジメントのヒント
第53話 日本人のアイデンティティに目を向ける 第二次世界大戦後、日本は教育界やマスコミによって、自虐史観を植え付けられて来ました。 日本の歴史の負の部分をことさら強調されたり、時にはありもしないことをでっち上げたりされて来ました。 …続き
マネジメントのヒント
第52話 先祖に思いをはせる気持ちから衛生管理を考える 先週に引き続き、先祖に思いをはせる日本人について考えます。 日本人は、無宗教と言われることがあります。 しかし、初詣や七五三など、神社との結びつきは強いです。 そして何より、両親や祖…続き