万が一「混入事故」がおこった場合、「うちの工場のせいだ」とか、「うちの工場のはずがない」とか思い込むことなく、冷静になって、たんたんと事実を積み重ね、理論的に対処することが大切です。
35年前と全然変わらない大学教官と久しぶりに会って、人とはこうまで変わらない生き物かと思いました。どのように努力しても、変えることが無理な人もいると感じました。
異物混入について、数話に渡って考えます。異物検査では、「混入した異物を調べること」と同じくらい、混入状況を観察することが大切になります。場合によっては、製造者側に問題がないことを立証できることもあります。
先日、35年ぶりに会った大学の指導教官からはじめてほめられました。どんな人間も、褒められたら嬉しいものです。気がついたら褒めることを大切にしてください。
異物混入防止の仕組みを作ることは大切です。全工場で金属異物を含む硬質異物混入防止の仕組みを作り、運用することができれば、金属探知機は必要なくなります。
コロナ禍の影響で、オンライン授業が一般的になりました。対面だからこそ感じ取れる、その場の雰囲気が失われ、深く学ぶ機会を無くすことは残念なことです。将来、話を最後まで聴く集中力に欠ける世代が表れるかも知れません。
異物混入防止の仕組み作りについて、硬質異物全般を例に考えます。製造ライン(工程)を確認し、硬質異物が発生する可能性がある場所について、劣化状況を監視するようにします。劣化するものに対しては、交換基準・期間を決め、破損する前に早めに交換するようにします。
コロナ禍の影響で当たり前になったオンライン授業の方が、「倍速で聞けるので、時間が有効に使える」との理由から、対面授業より良いと考える学生も多いそうです。 対面で聴いてもむつかしい大学の授業、講義を倍速で聞いてどれだけ頭に入ってくるのか疑問です。
「食品衛生の一般原則およびHACCP付属文書」の改訂で、ハザードはより具体的にすべき(例 金属片だけでなく、切断後の壊れたブレード由来の金属異物の混入のように、汚染源や発生理由も記述する)となりました。HACCPでは硬質異物といえば金属性異物が注目されますが、一般的衛生管理の「設備及び機械…続き
自分ではできないことを他の人がおこなった時、「なぜ私はできないのだろうか?」と「なぜ彼はできるのだろうか?」と問いかけるのでは、求める答えは大きく違います。脳を活性化させるためには、できるだけ前向きに、そして具体的に質問することです。