穀物を貯蔵する倉庫や精米所などをはじめ、乾燥食品やお菓子などの食品加工工場にも多く発生するのが食品害虫です。異物混入の一つとして消費者からのクレームになりやすいので対策が必要です。種類は甲虫類が多く、ノコギリヒラタムシ・コクヌストモドキ・ノシメマダラメイガが代表的で、一般家庭で発見された場合も食害が広がる前に駆除する必要があります。
【ノコギリヒラタムシ】
別名ノコギリコクヌストとも呼ばれる。
穀粒そのものより、糠や小麦粉といった穀粉および菓子などの穀粉加工品の害虫として世界的に知られる。日本でも国内中に生息している。
【コクヌストモドキ】
本種は粒のままの穀類では繁殖しにくいが、穀粉やぬか・ふすまの大害虫であり穀粉を加工した食品類をも広く加害する。動物性のたんぱく質があるほうが良く発育するので、ビスケット、チョコレートなどを特に好み、ミルク、動物標本、煮干なども加害する。
【ノシメマダラメイガ】
幼虫は各種穀類、豆類、ココア、チョコレート、乾燥果実、小麦粉などの穀粉、菓子類、ナッツ・アーモンド、鳥の餌などを食害し米や加工食品の最も重要な害虫。一般家庭でもよく発生しトラブルのもとになりやすい。通常、年3〜4回の発生で幼虫越冬、ほとんど全世界に分布する。
衛生害虫とは、病原体(ウイルス・細菌・寄生虫など)を運んで人に病気を感染させる昆虫(媒介昆虫:ベクター)をいいます。(ゴキブリ・蚊・ハエ・ダニ・ノミ)
この中には、体の表面に病原体を付着させて運ぶだけのキャリアーと呼ばれるもの(ハエやゴキブリ)と体の中に病原体を取り込んで増やしたり、育てたりして人に感染させやすくするもの(蚊やダニなど)がいます。
日本の代表的な衛生害虫には、あまり発生は多くありませんが日本脳炎を媒介するコガタイエカや恙虫病を媒介するツツガムシがいます。最近では、ダニがアレルギーの原因になるなど感染症とは別の意味で脚光を浴びています。
【ゴキブリ】
日本の代表的なものはチャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリの大体4種です。この害虫が大腸菌、コレラ菌、腸チフス菌、小児マヒウィルス、赤痢菌、結核菌、ガスエソ、癩、アメーバ、蛔虫、脳脊髄炎、その他多大の病原菌を撒き散らしています。実に不潔な害虫です。一匹のゴキブリに13,370に及ぶ細菌の附着した例もあります。近年ゴキブリが非常に増えた原因は、暖房設備が完備されたことであり、その繁殖力は旺盛でチャバネゴキブリでは1匹の雌から35,000匹もの子孫が増えます。本来繁殖時期は3月〜11月ですが、暖房のある昨今は年中増え続けます。
■ゴキブリ防除の施工事例(宮城県内・某小学校)
粘着調査トラップ設置作業中。
薬剤の空間噴霧作業中。


















